2009年 07月 28日
目神山を再び訪ねて |
このブログをはじめてまだ2か月ほどですが、このブログを通じてすばらしい出会いがありました。それは、「目神山を訪ねて」というタイトルのブログを読まれた、甲陽園に住まわれているMさんよりメールを頂いたことがきっかけでした。
Mさんは、以前石井修氏の自宅「回帰草庵」を見学する機会があり深く感動され、その後売りに出ていた「目神山の家7」を即断で購入、修復されたとのこと。何度かやり取りの後、「この秋から引っ越しするのでぜひ見学にお越しください」とのお誘いがあり、ご厚意に甘えて先週の日曜日に見学させて頂きました。
目神山の家7の特徴は、敷地軸より45度ずらした大黒柱のある居間と石壁挟まれた外部アプローチから始まり、低く抑えられた玄関、トップライトのある階段、そして宙に浮いたような居間へと繋がる立体的な空間展開だと思います。
ひとつひとつの材料・アイデアに、Mさんのこだわりと石井修氏への尊敬が込められていることをご説明頂いてその熱意に脱帽するばかりでした。修復に際してMさんが、「この家が終の住みかとなって、この先、自分が天国に行って石井修氏と会話するときがあったら、おこられないようにしないと・・・と思いながら進めています」との主旨のお話をお聞きし、石井修氏への想いに感動するとともに、この家は本当に幸せな家だなと感じました。
名建築がなくなっていくこの時代、石井氏の作品が愛されて、使い続けられることは何ものにも代えがたい貴重なことだと思います。この貴重なことが特殊解でない時代がきてほしいものです。
自らを建築小僧と呼ばれるMさん。このブログタイトルで建築小僧と名乗っている自分が恥ずかしく、精進が必要だと痛感しました。ほんとうに贅沢な時間でした。
緑に包まれた目神山の家7
Mさんは、以前石井修氏の自宅「回帰草庵」を見学する機会があり深く感動され、その後売りに出ていた「目神山の家7」を即断で購入、修復されたとのこと。何度かやり取りの後、「この秋から引っ越しするのでぜひ見学にお越しください」とのお誘いがあり、ご厚意に甘えて先週の日曜日に見学させて頂きました。
目神山の家7の特徴は、敷地軸より45度ずらした大黒柱のある居間と石壁挟まれた外部アプローチから始まり、低く抑えられた玄関、トップライトのある階段、そして宙に浮いたような居間へと繋がる立体的な空間展開だと思います。
ひとつひとつの材料・アイデアに、Mさんのこだわりと石井修氏への尊敬が込められていることをご説明頂いてその熱意に脱帽するばかりでした。修復に際してMさんが、「この家が終の住みかとなって、この先、自分が天国に行って石井修氏と会話するときがあったら、おこられないようにしないと・・・と思いながら進めています」との主旨のお話をお聞きし、石井修氏への想いに感動するとともに、この家は本当に幸せな家だなと感じました。
名建築がなくなっていくこの時代、石井氏の作品が愛されて、使い続けられることは何ものにも代えがたい貴重なことだと思います。この貴重なことが特殊解でない時代がきてほしいものです。
自らを建築小僧と呼ばれるMさん。このブログタイトルで建築小僧と名乗っている自分が恥ずかしく、精進が必要だと痛感しました。ほんとうに贅沢な時間でした。
緑に包まれた目神山の家7
by m_morimoto32
| 2009-07-28 23:49
| 建築探訪
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